目次
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概要
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「Dojo Text Box」とは
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実装方法
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Dojo Text Boxのプロパティ
概要
XPages Extension Library 「Dojo Text Box」の利用方法について記述する。
「Dojo Text Box」とは
プレーンなテキストを入力するためのコントロールである。
実装方法
コントロールビューの[Dojo Form]にある「Dojo Text Box」をドラッグ&ドロップする。
後述のプロパティを設定する
Dojo Text Boxのプロパティ
Dojo Form内のコントロールを初めて使用するとき、1つの疑問につきあたります。
「この中の多くは、コア・コントロールに同じようなものがあるじゃん」
明らかにDojo Form側にしかない独自コントロールもありますが、
Dojo Text Box に関して云えば、コア・コントロールの編集ボックスを用い「文字列」として使用すれば、通常はコトが足りそうに思われます。
相違をさぐるために、それぞれのプロパティを比較してみます。
左が編集ボックス、右がDojo Text Box です。
●で示したのが、Dojo〜側だけに存在するプロパティ項目です。
またイベント★は、編集ボックス側と同じイベント名が存在しません。一見同じものもあるようですが、よく見るとonの次が必ず大文字という点が異なります。
これらの大半は、Dojo Formの各コントロールで共通のプロパティなので、別の場所でまとめて述べたいと思います。
「形式」の次の3つは、Dojo Text Boxが独自で持つプロパティのようです。
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lowercase
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propercase
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uppercase
機能は、それぞれ式言語での同名@関数と同等で、入力した文字の大文字/小文字を、
trueで指定したプロパティの形式に自動整形します。
そうすると、もし複数のプロパティを同時にtrueにしたら、
たとえばlowercaseとuppercaseを両方とも「true」で指定したらどうなるの?
という疑問がおきました。
そこで確認してみたところ、以下の結果になりました。
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3つともtrueにする・・propercaseが有効になる
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2つをtrueにする
propercaseとuppercaseの2つをtrueにする・・uppercaseが有効
uppercaseとlowercaseの2つをtrueにする・・lowercaseが有効
lowercaseとpropercaseの2つをtrueにする・・propercaseが有効
優先順位が常に決まっているのではないらしく、2つをtrueにした場合は
何やらじゃんけんのような優先関係になりました。